食文化から見るフィリピンの小売マーケット

こんにちは。
プルーヴ社でコンサルタントをしております、Uと申します。

フィリピンには、年に3~4回は渡航し、定期的に現地情報を収集しています。

フィリピンのビジネス事情

フィリピンでのビジネスは、日本と同じようにモノゴトが進まないことが多々あります。取引先が時間を守らないようなことは日常茶飯事ですが、行政手続きが1回では終わらず何度も役所に足を運ばなければいけなかったり、従業員の健康診断に3日かかったり… 渋滞も年々悪化しており、何を行うにも時間がかかります。

フィリピンに限らず東南アジア全般で言えることですが、さまざまなトラブルに対して1つ1つコツコツと対処するしかありません。常に心に余裕を持って、現地の文化を受け入れる必要があります。

フィリピンでは、親日の方が多いことに驚きます。大手企業にアポイントなしで訪問しても、日系企業と名乗ると、部長や副社長クラスの方とお会いできるケースが多いです。

フィリピンのショッピングモールで日系商品のPRをお手伝いした際には、現地の人たちの日本製商品への関心度の高さに驚かされました。このようなことからも、フィリピンには、日系企業がビジネスしやすい土壌があると感じます。

白米が主役のフィリピンの食卓

フィリピンの食卓では、白米が主役だというのはご存じでしょうか?食卓には、大量の白米と少量のおかずが並びます。フィリピン料理は味付けが濃く、とにかくご飯がすすみます。

フィリピン 白米
フィリピン 白米

日本には、ふりかけやお茶漬けなど、白米と相性の良い副食物が多くありますが、フィリピンの小売店ではほとんど見かけません。日本の副食物は、白米が好きなフィリピンの人たちに受け入れられると思います。

フィリピンの一般家庭の暮らしを知ることで、日系企業が参入できるマーケットのポテンシャルが見えてきます。近い将来、フィリピンの人たちが、白米と共に日本の副食物を楽しむ日が来るかもしれません。

フィリピンの小売店といえば、サリサリストア

サリサリストアは、フィリピン全土に80万以上存在するといわれる家族経営の小型小売店舗です。フィリピンの人は、自宅から徒歩圏内のお店で買い物をする傾向があり、サリサリストアでは食品やドリンク、調味料や雑貨まで、生活に必要な商品を幅広く扱っています。

サリサリストアの特徴は、ばら売り・量り売りです。ほとんどの商品が「サシェ」と呼ばれる一回使い切りサイズで販売されています。

サリサリストアサリサリストア その1
サリサリストアサリサリストア その2
サリサリストア
大型スーパーでサリサリストア店主が大量購入したカート

サリサリストアの商品仕入れ元の多くは大型スーパーです。大型スーパーで大量に購入した商品をサシェ単位でばらし、庶民が購入しやすい価格で販売をします。

日系企業ですと、マンダムや味の素などが、サシェの形態で商品展開を行っておりサリサリストアでも定番商品として並んでいます。

日本の加工食品は、小分けされているが多いので、サリサリストアでの展開がしやすいでしょう。海外の小売マーケットへ参入する際は、消費者嗜好のほか、現地の商習慣や、流通フローの特徴を把握することが必要です。

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