海外事業進出の進め方
はじめに
海外進出は「イノベーション」
著名な経済学者、シュンペーターによれば、イノベーションとは社会経済に新しい付加価値をもたらすものであり、以下の5点が定義として挙げられています。
新しい財貨の生産
新しい生産方法の導入
新しい販売先の開拓
原料あるいは半製品の
新しい供給源の獲得
新しい組織の実現
新しい国で事業を始めるためには、まさに上記5つのすべてを検討する必要があります。 すなわち
海外進出の本質
⇩
イノベーションを起こすこと
であると言えるでしょう。
また、新しいモノの組み合わせによって付加価値は生産されます。
~ 海外事業とは ~
People
各国に見合った組織体制で…
新しい組織体制=自社or現地企業
Product
新しい価値を生み出して…
その国に見合った新しい価値の製品を
Place
各国の流通実態に合わせたチャネルにて…
日本とは異なるチャネルを開拓して
Price
現地の生活に見合った価値にて…
価格 = 価値のリセット
Promotion
いかに売れる仕組みを作るか考える。
新しい売り方を創造していく
海外企業におけるイノベーションとは...
新しい国において、新しい付加価値をもたらす事業である
People
新しい組織(組織の現地化)の実現
Product
新しい原料(現地調達)の導入
Price
新しい製品(現地にあった製品と価格)の生産
Place
新しい市場(販売先=チャネル)の開拓
Promotion
新しい販売手法の導入
一定のリスクと不透明なリターンによって海外事業は遂行される
海外進出4つのステップ
海外事業は、国内事業に比べて情報精度の差からくる「ズレ」が生まれやすく、またそのズレを修正することは容易ではありません。そのため海外事業を成功させるには、各ステップにおける情報の精度を上げることが重要です。
海外進出で抑えておくべきポイント
このようなステップで海外進出を進めるにあたり、多くの日系企業が直面する課題は「意思決定ができないこと」や「意思決定スピードが遅いこと」です。意思決定ができなければ海外進出できずに、先細りする国内需要に頼らざるを得なくなりますし、意思決定ができたとしても、そのスピードが遅ければ、競合に市場を奪われることに繋がります。
社内での合意を取り、海外事業を前に進めていくために、以下のポイントを抑えておきましょう。
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