南米主要国の生活インフラと家電の消費実態に関する調査

南米主要国の生活インフラと家電の消費実態に関する調査

業界: 小売り・卸, 生活・日用品
地域: 南米
国: アルゼンチン, チリ

南米主要国の生活インフラと家電

課題

南米主要国では不安定な経済成長の中で都市部では近代化が進み、住宅設備・家電を中心として、家庭内のスマート化が進行しています。

当件のクライアントハイエンドの家電製品が一部で売れている中で、そのゾーンのシェア獲得はできていますが規模が確保できていませんでした。高所得者層と低所得者層の人口構成比が高く、経済格差が大きいため低所得者層が中間層レベルまで成長するか、またその時にどの価格帯と機能を搭載した家電製品の需要があるのかを見極めた上で、市場にマーケティング投資をしたいと考えていました。

従来の高所得層から、ターゲットを拡大することで、事業規模を拡大していく方針でありましたが、具体的なセグメントや、同セグメントのニーズを把握する必要がありました。

支援内容

スマート社会の政府推進は間違いありませんが、経済の不安定さによって補助金環境等が大きくぶれるため、それに左右されにくい所得者層だけにユーザーが限定されます。また高級な家電製品は割賦制度の活用が中心なので、中間所得層のロークラスの収入では購入に戸惑いがあるのが現状です。


取材先
・大手ゼネコン ・スマートシティ開発区 ・家電量販店 ・ホームセンター ・各所得層のユーザー ・競合メーカー

結果

中間層の中でも、ミドルにいかにターゲットを絞って商品開発ができるか、開発に着手します。
また不要な機能が何かを見極める調査を行い、保険会社、カード会社と提携した割賦制度の充実を図る必要があります。
一方で高級家電の規模は縮小しないように、より付加価値の高いモデルを投入することで客単価の向上を狙います。

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