アミューズメント施設のアジア展開に向けた消費者ニーズ調査

アミューズメント施設のアジア展開に向けた消費者ニーズ調査

業界 : エンターテイメント
対象国・地域 : 中国・マレーシア・香港・台湾・インドネシア・タイ・韓国・シンガポール

クライアント企業はアミューズメント事業でアジア複数か国に事業進出を検討していました。
進出に向け、定量・定性調査を組み合わせて実施し、仮説を深化させた上でアウトプットを提示しました。調査の結果、クライアントが特に注力したいと検討していた、中国・台湾エリアについて掘り下げた情報取得を実施、両エリアへの事業進出の際の重要な参考情報としてアウトプットを活用して頂けました。

課題

クライアントはアミューズメント事業でアジア複数か国に事業進出していました。
ただ、現地の消費者ニーズに関する情報が子会社経由でしか把握できておらず、プロモーションを行う上で何を訴求していけばいいか十分明らかではありませんでした。
また次年度以降、アミューズメントの海外プロモーションに注力したいと考えており、どの国に注力するかの絞り込みも行う必要がありました。

アジアでの事業進出についてバイアスのない各国市場情報が必要となったため、外部への委託を検討します。そこでPROVEのアジア現地における市場調査経験の豊富さを高く評価いただき、支援を依頼されます。

支援内容

具体的な支援策は以下の通りです。

  1. デスクリサーチを通じて各国アミューズメント市場実態の概況把握
  2. 対象国で過去1年以内にアミューズメント施設を利用していたユーザーに対してWeb定量調査を実施、消費者ニーズの仮説を構築
  3. オンライン有識者ヒアリングを通じた仮説の掘り下げ
  4. ディスカッションを通じて深堀対象国を選定
  5. 深堀対象国の現地に赴き、対象条件でスクリーニングをかけたアミューズメント施設利用者に対してヒアリングを実施
  6. 最終的なプロモーション注力対象国の優先度について示唆出し

支援におけるポイントは定量・定性調査を組み合わせて実施することにより、仮説を深化させた上でアウトプットを提示した点です。

今回の調査は対象国が多く、また一般消費者のリクルート条件が厳しかったこともあり、想定していたスケジュールより情報取得に時間がかかってしまいました。そのため、クライアントへ調査状況を逐一共有し、スケジュールを都度更新しました。
現地パートナーとの密接な連携による適したヒアリング対象の設計、現地の一次情報を踏まえた上での全体情報の整理をすることで、上記の問題を解決しました。

今回は、複数か国を同じ情報粒度で横比較を行うことができるというPROVEの強みが生かせた事例といえます。

結果

クライアントが特に注力したいと検討していた、中国・台湾エリアについて掘り下げた情報取得を実施、両エリアへの事業進出の際の重要な参考情報としてアウトプットを活用して頂けました。

改めて俯瞰してアジア各国のニーズを把握することで、今後のマーケティング戦略立案の重要な参考情報を得られたとの御礼を頂けました。

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