出張レポート:韓国

美容製品の市場実態把握と受容性評価を目的として、韓国ソウルに出張し、市場視察や家庭訪問・会場でのデプスインタビューを行いました。

ソウルの街を回る中で印象的だったこととして、経済面・都市の景観・流通に関することを紹介します。

物価は日本とほとんど同じくらいの印象ですが、コンビニやスーパーで「2+1」などの割引が頻繁に行われているため、それらの割引をうまく活用すれば、リーズナブルに暮らすことができると感じました。韓国は日本以上に首都圏への人口集中が顕著で、ソウルとその周辺の行政区(京畿道)には韓国の人口の約半数が住んでいます。さらに、戸建て住宅よりも、設備が整ったハイエンドの集合住宅に住むことへの憧れが強く、東京よりも高層マンションが多い印象を受けました。

百貨店には家電売り場があることが一般的で、LGやSamsungはもちろんのこと、名だたる外資系メーカーの最新家電・プレミアム家電が陳列され、ショールームとして活用されています。その場で購入されることは多くはなく、オンラインで購入されることが多いとのことで、日本での家電の購入の仕方とは少し異なります。

美容市場において、韓国は美容大国として知られていますが、商流と消費行動に関しては以下の特徴が見られました。

商流において、日本ではコスメや美容製品を購入する際、百貨店の化粧品売り場やドラッグストアが主な販売チャネルですが、韓国では美容専門店(Olive Young)が広く展開されており、韓国独自の商流が形成されています。

消費行動においては、ブランド重視であること、そして高い情報リテラシーが特徴的です。韓国では見栄を張る傾向が強く、ブランド品を持つことへのモチベーションが高いです。高価格帯で市場に参入する場合、プレミアムブランドとして認知されるためのブランディングが欠かせません。また、韓国の消費者は美容製品を選ぶ目も非常に厳しく、SNSを駆使して口コミや様々な情報を集め、企業が出している広告情報と消費者からのリアルな声を見極めて、自分にとって最もコストパフォーマンスの良い商品を選びます。韓国市場に参入する際には、入念なデジタル戦略が必要不可欠です。

韓国は物理的に日本と近く、文化的にも似ている点が多いですが、商流構造や価値観、消費行動などには特有の違いがあり、韓国で事業を展開する際には、市場実態や消費者の価値観、購買行動をしっかりと理解し、適切な戦略を立てることが重要です。

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