アメリカのローカルマーケット進出におけるM&A

今や企業の成長戦略としても欠かせないM&A。特にこれからアメリカ進出を目指す日本企業にとっては、事業展開の大きな手掛かりとなりそうです。
今回は、アメリカのローカルマーケット進出に関するご相談の中で感じたM&Aの可能性についてお伝えします。

日本ブランドが通用しないアメリカ

近年、アメリカ進出を考えているお客様から現地企業の買収に関するご相談をいただくことが増えてきました。

 
なぜ地道に事業展開を行うのではなく、一足飛びに「買収」を選択するのかと疑問に思う方もいるかもしれません。
その理由の一つとして、アメリカ(欧州)では日本ブランドが通用しないという問題が大きく関係しています。

 
正直なところ、日本製品はアメリカ人にはほとんど相手にされず、そのニーズは現地に住むアジア人に限られているのが現状です。
しかし、アメリカのアジアンマーケットはそれほど規模が大きくないため、やはり人口が圧倒的に多い現地のアメリカ人にもアプローチしていかなければなりません。
ただ日本ブランドが通用しない以上、いきなりマスマーケットに進出するのは難しく、まずはローカルマーケットに入り込んでいく必要があります。

M&Aによるスピーディーな販路獲得

とはいえ、今から工場や事務所を作って、駐在員を派遣して…と何年もかけて地道に販路を開拓するのは容易なことではありません。
スピーディーかつ確実にローカル販路を獲得するためには、すでに流通ルートを持っている現地企業を買収するほかないのです。

 
日本ブランドの人気が高い東南アジアであれば地道に販路を開拓していくのも一つの手ですが、アメリカのローカルマーケットに進出するためには悠長にしている時間はありません。
まずは買収によって迅速にローカルネットワークを獲得し、そこからさらに事業を拡大していくのが最も効率の良い方法といえます。実際に、現地でもこれからローカルに入り込んでいくのであれば「買収しかないね」という声を多く耳にしました。

 
また、アメリカ(欧州)に限らず、今後さまざまな国で日本ブランドが通用しなくなっていくのを見越した場合にも、M&Aによる販路獲得という方法は避けて通れない道となるでしょう。

M&Aに対するアメリカと日本の意識差

では、実際にアメリカ人はM&Aについてどのように考えているのでしょうか?

 
いまだに終身雇用制度が深く根付いている日本では、会社への帰属意識の高さからM&Aにマイナスイメージを持っている人も多いでしょう。それこそ自社が海外企業に買収されるとなれば一大事です。

 
しかし、転職によるキャリアアップが一般的なアメリカでは、日本ほどM&Aに対してネガティブなイメージはありません。
もちろん業界や企業にもよりますが、「会社を高く買ってくれるなら売りたい」と買収に積極的な企業も多く、ある種のサクセスストーリーとして歓迎されるケースもあるようです。

 
こうした文化の違いによる意識差を理解することは、海外進出を行う上で非常に大切なポイントです。
アメリカや欧州など地道な販路開拓が難しい地域への進出を考えている企業は、日本の常識にばかりとらわれず、M&Aを一つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

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