海外プレスリリースサイトまとめ(中国以外)。米国展開では必須のプレスリリース配信サイト。お勧めサービスと料金プラン。

プレスリリースは、以前は新聞社やテレビ局にFAXやメールで直接送る方法が主流でしたが、最近ではインターネットが広まったこともあり、「プレスリリース配信サービス」を利用するケースが増えています。

企業が新しい商品やサービスを拡散する際、このサービスを使うと新聞社からWebメディアまで様々な媒体で紹介してもらう機会を得ることができます。

 

今回は、海外向けにプレスリリースを考えている企業担当者様に、プレスリリース配信サービスの利用のメリットや、海外向けに配信を行っている企業の選び方についてご説明します。

 

プレスリリース配信サービスを使うメリット

プレスリリースとよく似た言葉に「ニュースリリース」がありますが、その特徴の違いについて簡単に見てみましょう。

ニュースリリース

企業が自社のウェブサイトなどで直接発表することで、メディアを通さずして顧客が一次情報を直接確認することができます。顧客がわざわざその企業のウェブサイトにアクセスしなければ発見されないという特徴もあります。

 

プレスリリース

企業がメディアに対し行う発表のことで、情報を掲載するかしないかなどはメディアのタイミングに任されます。そのため、企業側が望むタイミングに掲載されないこともあります。

プレスリリースは以前までは広報担当者が直接新聞社やメディアに送付していましたが、媒体リストを事前に作るなど手間がかかることから、プレスリリース配信サイトへの依頼が人気になっています。

プレスリリース

https://www.k2-interactive.co.jp/hpplace/result_ans6.php

 

プレスリリース配信サイトを使うメリット

プレスリリース配信サイトに配信依頼をするメリットとして下記の4つがあります。

自社に媒体リストを持つ必要がない

自社に媒体リストがなくても複数のメディアにプレスリリースを届けることが可能です。新聞社をはじめとして、大手メディアなどの拡散力のあるメディアに掲載される可能性があります。

 

ブログやSNSなどでの拡散が期待できる

一般ユーザーがプレスリリース配信サイトを使って情報収集することもあります。ブログやSNSなど様々な経路で情報が拡散されることもあります。

 

「担当者が変わってしまった」ことによる無駄な手間がなくなる

日本のメディア業界は人事異動が激しいという特徴があります。企業の広報担当者がメディア業界のネットワークをリストにしても、「担当者が変わってしまった」という事態が頻繁に起こります。

一方プレスリリース配信サイトでは、常に最新のリストが用意されており、適切な担当者にリリースを届けることができます。

 

紙の節約になる

日本ではまだまだFAXでプレスリリースを送付する企業も多いようです。プレスリリース配信サイトでは紙を使用しないことから、エコなツールとして注目を浴びています。紙の使用量を大幅に削減できることは、温暖化対策になるだけでなく、会社の経費も節約することができるのです。

 

国内向けと海外向けのプレスリリースの違い

日本とアメリカでプレスリリース配信において異なる点はあるのでしょうか。アメリカを事例にとって、相違点を見てみましょう。

日本においては、プレスリリース配信サービスは下記の2つがあります。

 

報道機関への配信

企業からリリースを受け取った報道機関には編集権があります。そのため、そのリリースをどのような記事にするかはメディア側が判断します。

 

ウェブサイトへの掲載

プレスリリース配信サービス会社とサイト側との提携によって自動的にリリースのデータを供給して、原則として全てのリリースを掲載します。

 

アメリカ向けプレスリリースは配信サービス使用が必須

アメリカの主要な報道機関は、送信者の信頼性を最重要ととらえているため、広報通信社のプレスリリースを経由したものしか受け取らないとしているところも増えています。これは、アメリカの証券取引委員会が定めた情報開示規則によるものです。

従ってアメリカでは、プレスリリース配信は配信サービス企業へ依頼せざるを得ない状況になっています。

https://zeimo.jp/article/32749

 

アメリカでプレスリリースを成功させたいのであれば、配信サービスの利用は必須だと言っても過言ではありません。

 

海外向けプレスリリース配信サービスを選ぶ際のポイント

下記の3つはプレスリリース配信企業を選ぶ際、国内向けであっても海外向けであっても共通に見ておくべき点です。

 

①プランの種類の豊富さ

配信プランには

  • 1本単位の配信
  • 月額の定額制
  • 年間契約

などの種類があります。自社の発信量に応じ、最も適したものを選びましょう。

 

提携メディア数と提携メディアの特徴

提携しているメディアの数は、数が多ければ多いほど良さそうですが、提携メディアの特徴を簡単に把握し、自社に合ったメディアが含まれているかどうかも確認しましょう。

 

サポートやオプション

配信サービスのサイトによってサポートやオプションが違います。初心者であれば、充実したサポートがある方がお勧めです。

 

上記3つに加え、海外向けに行う際は、下記の2点に注意しましょう。

 

注意点1:海外メディアへの掲載の実績はあるのか

海外向けの配信先は国内向けのものに比べて多いのが特徴です。各社サービスHPに「事例ページ」があれば、「自分が配信したい国での実績があるか」「どんなメディアに掲載されたのか」「どのくらい反響が合ったのか」などの項目を確認しておくことをおすすめします。配信先が多いからと言って必ず掲載される訳ではない点も考慮しておきましょう。

 

注意点2:ネイティブに近い翻訳になっているのか

プレスリリースを英語したとしてもそれが「直訳」であれば掲載されにくいと考えておきましょう。プレスリリースの構成やルールは、全世界共通ではなく、その国や地域に好まれる構成や表現があるようです。(「ローカライズ」と言う)

 

例えば、中国や台湾では売り込みのニュアンスを濃く表現したものが好まれ、フランスでは、ニュースのように表現するのが良い、などの特徴があります。海外向けのプレスリリース配信を行っている企業のほとんどが、世界各国の言語に翻訳するサービスを用意しています。

プレスリリースを書いてもらう際は「ネイティブに近い翻訳」かつ「ローカライズされた文章」であることが重要です。配信先国のプレスリリースの表現やニュアンスを踏まえて翻訳を行なってくれるサービスを選びましょう。

 

海外対応のプレスリリース配信サイト

それでは次に海外対応をしているプレスリリースの配信サイトを5つご紹介します。

配信先エリア、配信する国の数によって金額は変動します。参考として、アメリカを配信先とした際の一般的な価格もご紹介します。

 

@Press

Press

https://www.atpress.ne.jp/service/foreign/

 

@Pressは、PR TIMESと並ぶ日本の代表的なプレスリリース配信サイトです。記事や取材の取り上げられやすさが評価されており、国内配信サービスと同程度の手軽さで海外にリリース配信ができるのが長所です。

世界150ヵ国、92,000以上のメディアと連携しており、この中からリリース内容に合わせたメディアリストを作成してくれます。

 

料金プラン

料金

https://www.atpress.ne.jp/service/foreign/

 

共同通信PRワイヤー

共同ワイヤー

https://kyodonewsprwire.jp/corp/overseas/

 

共同通信PRワイヤーは、共同通信社のグループ企業が運営しており、国内報道機関やWebメディアへの配信はもちろんのこと、通信社のネットワークと連携しており、海外メディアへも配信している点が特徴です。海外向けプレスリリースは、世界150万ヵ所の35,000媒体へ配信されます。

1954年に設立された世界初・世界最大規模の米国広報通信社の「PR Newswire」を利用できるのは、国内ではこの共同通信PRワイヤーだけです。利用企業・団体は世界で40,000社以上にものぼり、そのうち50%以上が「世界上位500の企業」にランクインしています。

英文プレスリリースは、海外向けのフォーマットに編集するサービスを行っており、オプションとして日本語原稿の翻訳サービスもあります。

 

料金プラン

料金プラン

https://kyodonewsprwire.jp/corp/overseas/price/

年に複数回、海外配信を行なう場合、国内配信とのセットプランにすると配信毎にかかる「基本料金」が不要となります。

特に欧米に強く、多数転載実績があります。

 

Dream News

DreamNews

https://www.dreamnews.jp/kaigai_pressrelease.html

 

Dream Newsは、AP通信やロイター通信など60以上の通信社と連携し、世界200ヵ国に、エリア別・業種別のターゲット配信をしています。

主要マスメディアやポータルサイトのみならず、テクノロジー専門のメディアもカバーし、インターネット上で大きな影響力を持つブログメディアにも同時にアプローチします。言語は50以上対応している点が特徴で、英語圏・アジア圏以外の地域にも対応しています。

 

料金プラン

料金プラン_dreamNews

https://www.dreamnews.jp/kaigai_pressrelease.html

 

KARTZ

KARTZ

https://www.kartz.co.jp/global/pressrelease/

 

KARTZの強みは、プレスリリースを現地のプロライターやジャーナリストと共に、ニュアンスや文法を変え「ローカライズ」している点です。また、2万以上の独自の海外メディアリストを持っているため影響力のある人物に直接プレスリリースを送付できる点も他社との差別化になっています。

 

料金プラン

配信プラットフォーム「Grobal PR Wire」の料金体系は、国内最安値と言われています。

1配信:69,800円

KARTZ_料金プラン

https://www.kartz.co.jp/global/pressrelease/

 

PR TIMES

「PR TIMES」は、上場企業の約30%以上が利用している国内シェア首位のプレスリリース配信サイトで、数あるプレスリリース配信サイトの中では圧倒的な配信力が高いと定評があります。

サイト本体は月間738万PV以上、12,000以上の配信ネットワークがあり、掲載された際のインパクトは非常に大きいでしょう。

PRTIMES

 

PR TIMESは上記で紹介した4つのサイトのように、海外の企業を対象としたプレスリリース配信サービスは行っておりません。

その代わりに、「訪日外国人旅行者」をターゲットに、観光情報や海外でも利用できるサービス情報、外国人が注目しそうなコンテンツを選んで配信する「PR TIMES.COM」を2017年から運営しています。

https://markezine.jp/article/detail/26577

 

多言語ニュース記事になっており、中国・台湾・香港・マレーシア・シンガポール・インド・オーストラリアなどへの情報発信が可能です。外国人に好まれそうな商品を持っているBtoCの小売りや飲食店などに向いているでしょう。

 

海外へのプレスリリース配信で最も重要なのはタイトル

海外へのプレスリリース送付は、海外向けのプレスリリース配信サービスを使い、同時に翻訳も依頼する業者にネイティブ化・ローカル化してもらうのが一番お勧めです。

しかし、自社にネイティブがいて翻訳のコストやライティングのオプションサービスを節約したいなどの状況があれば、テンプレートなどを使って、自社でやってみるという方法もあります。

タイトル

※海外向けプレスリリースのテンプレート

https://www.ebook5.net/blog/prtemp_001/

 

自社で文章・翻訳の対応をする場合は、下記に注意しましょう。

 

タイトルに気を配る

海外のメディアでは、価値のあるプレスリリースかどうかを判断する決定的な材料に「タイトル」があります。日本ではまだFAXを使用する企業が多いですが、海外の場合はメールのみ。タイトルが分かりにくいと本文を読んでもらう確率は下がります。

 

宗教や文化の違いに配慮する

自分で書いた文章の表現が、文化の違いによってトラブルに発展しないようにしましょう。海外向けリリースを読むのは、必ずしも欧米の人々とはとは限りません。イスラム教徒が多い中東、アフリカ、東南アジアなど宗教的に価値観が異なる誰が読んでも違和感や誤解を与えない内容にしましょう。

 

掲載URLは各言語に翻訳されたウェブサイトを

リリース上でリンク先などのURLを掲載する際、その掲載先のページも対応言語に翻訳されていることが重要です。多くの日本人が起こしがちな失敗に、プレスリリースだけ各言語に翻訳されており、掲載URLのウェブサイトは全て日本語だったというものが挙げられます。世界に向けて配信しても日本語が解からない外国人にとってはプレスリリースに記載されているわずかな情報しか得ることができません。

 

さいごに

プレスリリース配信サービスの内容や、海外向けにプレスリリース際の注意点がご理解いただけましたでしょうか。コロナウイルス感染拡大の影響で海外への営業活動や販売活動ができずに悩んでいる企業担当者様は、是非この機会に海外向けプレスリリースを検討してみてはいかがでしょうか。

 

<参考>

https://ferret-plus.com/7438

https://www.kartz.co.jp/column/cid/509/

https://kigyolog.com/service.php?id=137

https://markezine.jp/article/detail/26577

https://www.tokyo-cci.or.jp/market/press_support/guide/page6/

https://jolyans-shihtzu.com/news/%E6%B5%B7%E5%A4%96%E5%90%91%E3%81%91%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E9%85%8D%E4%BF%A1%E3%81%AE%E9%9A%9B%E3%81%AB%E6%B3%A8%E6%84%8F%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%81%93/

■スライド参考:

https://ashbi.kyoto-u.ac.jp/ja/wp-content/uploads/sites/4/2019/11/ResearchAccelerationLecture20191112_slide01.pdf

■プレスリリースの書き方 海外 日本 違い

https://kyodonewsprwire.jp/corp/shioj/904/

 

 

海外進出および展開はどのように取り組めば良い?
とお悩みの担当者様へ

海外進出および展開を検討する際に、
①どんな情報からまず集めればよいか分からない。
②どんな観点で進出検討国の現場を見ればよいか分からない。
③海外進出後の決定を分ける、「細かな要素」は何かを知りたい。

このような悩みをお持ちの方々に、プロジェクト時には必ず現地視察を行う、弊社PROVE社員が現地訪問した際に、どんな観点で海外現地を視察しているのかをお伝えさせていただきます。

> 海外進出の進め方 > 日本企業が陥りがちな罠

                   

公式LINEアカウントにて
お問合せ対応・海外マーケット情報
発信中

友だち追加                

ご相談は無料です。お気軽にお問合せください。

弊社世界各地を飛び回っているコンサルタントと一緒に、まずは「考える」ところから進めてみませんか?
共に組み立てていきましょう。