ベトナム・ホーチミンで始める新規事業としての海外進出

海外進出を検討するうえで、起業しやすい環境かどうかは重要な要素です。人件費や物価などの安さだけでなく、事業の進めやすさ、生活のしやすさも大切です。

 
先日、ベトナム・ホーチミン周辺にある工業団地を視察してきました。第二の中国と言われ成長著しく変化するベトナムには、日系企業も多く進出しています。
今回は、ベトナムにある工業団地の現状とビジネス環境について報告します。

日本人が多いホーチミン周辺の工業団地

日系企業も多い ホーチミン周辺の工業団地
アマタ工業団地のサービスセンター内。日系企業が多く名を連ねています。

 
最近では、日本企業も海外進出先としてベトナムに注目し始め、わたしたちが視察した時には、ホーチミン周辺の工業団地に1,000社以上の日系企業が入っていました。大規模な製造業もあり、日系企業の看板も目立ちました。

 
視察したうちのひとつ、ベトナムシンガポール工業団地には420社の企業が入り、中でも最も多いのは日系企業でした。
日系企業の多さが日本人に合わせた制度を作っているのかもしれません。工業団地の管理会社には日本人が在籍し、やりとりは日本語でできるようになっています。またビジネスを始めるための会社登記やライセンス取得、滞在許可証は、管理会社が手続きをサポートしてくれます

 
スムーズにビジネスを始められる便利さを感じるとともに、日系企業がベトナムに受け入れられていることを実感しました。

日本人がビジネス・生活をする環境が整っている

ベトナムシンガポール工業団地の模型
ベトナムシンガポール工業団地の模型。広い敷地内には、工場やオフィス、住宅エリアがあります。

 
今回視察した工業団地には、住居として入居できるレジデンスタワーがありました。電気・水道などのライフラインはもちろんのこと、銀行や郵便局など生活に必要な機能も揃っています。
レジデンスタワーに住めば、通勤は15分あれば充分でしょう。このように生活のしやすい環境が、ホーチミン周辺の工業団地は整っていました。

 
また敷地内には、物流会社、産業廃棄物業者などビジネスに必要な会社が揃い、特に興味深かったのは、工業団地の中に日系レンタル工場があったことです。
レンタル工場は、工場の一部を間借りして製品を作ったり、加工したりできるので、初期投資を押さえることができ、スモールビジネスやスタートアップには適した仕組みです。実際にわたしたちが視察したときにも、ホーチミンで起業した日本人が、工場の一部を間借りしていました。

 
ベトナム レンタル工場

 
レンタル工場を活用することで、ベトナム内の利点を活かしてビジネスをスモールスケールでも成立させることができると言えるでしょう。

新規事業としての海外進出

人件費や物価の安さ、ビジネス環境の整い方で見れば、ベトナムは起業しビジネス継続がしやすい国です。こうした安さや環境の良さは、スモールビジネスの成否にも影響が強いはずです。

 
海外進出、特にスモールビジネスでの進出を検討しているのであれは、一度視点を「ビジネスをしやすい環境」に向けて、検討してみてはいかがでしょうか。

 
また海外進出は、日本で成功した後にするものという考えが強いのかもしれませんが、そうではないことも頭に入れておく必要があるでしょう。日本での成功がなくても、海外で事業を始め成功する人はいます。そしてその多くがスモールビジネスから始めています。
そのような視点でみると、日本での成功を待たずして「海外で新規事業を始めるという進出」があっても良いのではないでしょうか

 
【参考サイト】

アマタ工業団地
https://www.amata.com/en/industrial-cities/amata-vietnam/
ベトナムシンガポール工業団地(VSIP)
https://www.vsip.com.vn/
タントゥアン輸出加工区「案内図」
http://www.tanthuan.com.vn/ja-JP/ttz-overall-map–1

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