配送効率課題に対するIoTでの課題解決化に向けた受容性調査
業界 : 通信・IT・ICT、交通・運輸・物流
対象国・地域 :日本
クライアントである自動車メーカーは、国内での配送効率課題に対する解決策としてIoTプラットフォームの事業導入を検討していたが、仮説の実現性を図るために、実際に想定されるユーザーや、取り巻く関連企業目線での提供価値に関する検証、有識者目線でのブラッシュアップが必要な状況でした。そのため、プルーヴが参画することにより、各関係者へのヒアリングを広く実施し、仮説のブラッシュアップを進めより具体的で実用的なビジネスモデルの構築を行うことが出来ました。
課題
クライアントである自動車メーカーは、国内での配送効率課題に対する解決策としてIoTプラットフォーム導入を検討していましたが、さらなる仮説の実現性を図るためには、実際に想定されるユーザーや取り巻く関連企業の視点から提供価値を検証し、有識者の意見を取り入れることが必要でした。
調査実施に関して多くの工数と時間が必要であり、内部のリソースでは実施に限界があり、外部への委託を検討します。事業に対する理解と、調査実施に対する実績がある点を評価いただき、プルーヴに支援を依頼されます。
支援内容
具体的な支援策は以下の通りです。
1.クライアントとプロジェクトに対する進め方のすり合わせ
・プロジェクト理解・ヒアリング対象群、ヒアリング事項、アウトプットイメージのすり合わせ
2.市場規模試算
・各種統計データをもとにした市場規模データ・事業規模の試算
3.ヒアリング設計
・対象とするエリア協議・選定
・ペルソナ像の策定
・各利害関係者視点からのみた価値、リスク等の検討項目の洗い出し
・想定されるビジネスモデルの策定
4.ヒアリングの実施
・対象者のリクルーティング及び、実施
・とりまとめ
5.結果をふまえたクライアント企業との協議
今回の支援のポイントは各利害関係者にとってのうま味が何で、リスクが何になるかをきちんと整理しまとめあげた点やこれから実装しようとするサービスをわかりやすくヒアリング対象者に説明し、理解していただいた点です。
制約された期限の中で数多くの多様な関係者へのヒアリングを行う必要があるため、早期の始動ならびに、偏りがおこらないようなリクルーティングが必要という問題点がありましたが、有識者への質問を通し、マネタイズモデルをクライアントと協議しビジネスモデルを構築することで解決しました。
調査を進めていく中でクライアントと討議を重ね、柔軟に方針を修正し進めていくことができるというプルーヴの強みを生かすことができた事例であるといえます。
結果
今回の支援では
①各種利害関係者の利用価値の明確化
②初期仮説のブラッシュアップ
という結果が得られました。
多くの関係者へのヒアリングの実施ならびに、各視点に応じたまとめの資料に関し評価を頂けました。
今後は本調査結果をふまえた、マネタイジングまでみすえたビジネスモデルの落とし込みに注力していきます。