通信・IT・ICT業界

技術革新に伴う業界変化へ呼応し、グローバル視点での新規価値創出からサービス体制構築まで、事業の成長を後押し

新型コロナウイルスの影響でリモートワークが急速に普及し、これに伴いITインフラの重要性が一層高まっている。多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組み、業務効率化や新しいビジネスモデルの創出を目指している。クラウドコンピューティング、AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)などの分野も社会に浸透し、従来の産業構造が大きく変わりつつある。情報通信技術の進化に伴う社会変革を背景に、5G通信/Beyond 5Gに向けたあらゆる業種・業態との連携が一層強化されていく。
通信・IT・ICT産業は様々な課題にも直面している。専門知識を持つ人材が不足しており、特にAIやデータサイエンス、サイバーセキュリティなどの分野での需要が顕著になる。サイバー攻撃の巧妙化と頻発により、企業や個人の情報保護が課題となり、これに対応するための技術と対策が求められている。また、技術の高速進化が企業にとって大きな負担となった同時に、古いシステムの維持と新しいシステムの導入のバランスを取ることが難しくなっている。
従来のMNO(移動体通信事業者)にとっては、少子高齢化によるキャリア加入者数の頭打ちに加え、新規事業者やMVNO(仮想移動体通信事業者)の参入、そして通信料削減の要請も高まり、通信ビジネスの発展が見込みづらい状況である。
IT・ICTに従事する企業にとっては、多岐にわたる課題を解決するだけでなく、新規技術を用いていかに顧客に価値あるサービスを提供するかが重要。技術ごとに専門性が明確な業界であるため、ビジネスの創出やアップグレードには技術提携や生産提携などの取り組みを通じた業界全体の底上げも不可欠である。通信事業の場合は、通信料一本柱のみではなく、それ以外のリカーリングモデルの収入源を作り出す必要があると考えられる。

通信・IT・ICT産業は今後もグローバルな成長を続ける。その成長を支えるためには、安定的な人材や先端装置の確保が極めて重要である。特に、自国で生産されていない、もしくは技術的に劣後している場合には、海外からの調達が不可避となり、国際的なベンダーとの連携がより重要となってくる。
また、サプライチェーンは開発、テスト、実装、保守などの段階で細分化されており、各プレイヤーが自社役割を担いつつ、上流および下流のプレイヤーとコミュニケーションを取りながら、より良いサービスを提供することが求められる。これには、異なる国や地域の企業間での協力と連携が不可欠であり、国際的な視点での戦略的アプローチが重要である。
一方で、新規ビジネスの創出には、AIやロボットの浸透により異産業のコラボレーションが容易になり、個人/組織、政府/民間、金融・保険/医療・ヘルスケアなど、業界の境目を超えてユーザーと全体の最適化を図り、多様性を受容できる豊かな社会を創ることが期待されている。
データ利活用のバックボーンであるデータセンターの増築や新設は、産業の発展に不可欠である反面、環境に大きな負担がかかる。また、設備運転時には膨大な電力消費や熱が発生する。産業の発展をリードしている事業者が技術の限界に挑戦し、より成熟したソリューションを提供することが、産業の動向や遷移を左右する。

分業化が極めてはっきりしている通信・IT・ICT産業においては、ソフトウェア・ハードウェアを問わず、ベンダー探しが常に発生する業務である。特に国内ではリソースが限られているため、海外のベンダーに委託を行う場合も多く、言語や文化の壁を超えた企業調査を徹底的に行い、需要に応えられる有力なベンダーを洗い出すことが重要。
弊社は、自社の理念と合致したベンダーを特定し、ドアノック、条件のすり合わせ、パートナーシップの締結まで、ニーズに応じた支援を提供可能である。
また、新規ビジネスの創出において、先進国をベンチマークとした技術探索、官公庁の規制や政策動向、指定するマーケットの市場調査、ニーズ把握からマーケティング戦略形成、ビジネスモデルの考案やF/Sが可能である。
グローバルにおける豊富なネットワークや海外事業の構想から実現まで支援してきたノウハウを有する弊社では、通信・IT・ICT業界における価値創出から海外との協調が不可欠であるサービス供給体制の整備まで幅広く支援することで、事業成長へ貢献する。

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