課題

IoTが注目される中で、アメリカ西海岸に比べてイスラエルのスタートアップ企業は日本企業の意識が向いていない状況です。クライアントは、IT企業であり、今後需要拡大が見込まれるサイバーセキュリティー分野での企業成長の成功事例を把握することで、日本社会における事業展開へ役立てたいと考えています。
また、サイバーセキュリティーで開発された技術が、どのように生活インフラとして派生されていくか、そのエコシステムを把握することで、今後の事業の拡大ポテンシャルも同時に把握する必要がありました。

支援内容

スタートアップ企業についてはインキュベーターから共同研究者、ITベンチャーの社長まで広くヒヤリングを行い、独立と研究開発、今後の買収プランまで把握しました。
また、セキュリティーシステムを海外からどのように注目視されるようにするかの活動もヒヤリングしました。

取材先
・ITベンチャー企業 ・ベンチャーキャピタル ・シェアオフィス ・大学教授 ・IT利用ユーザー ・セキュリティー導入企業

結果

小国のイスラエルが、セキュリティー、IoTのような特定分野で発展するためには、地政学的かつ歴史的な事情に起因します。その中で軍事技術との連携による発展を遂げてきました。
日本がなぜガラパゴス化に落ちているのかについては、国内の市場規模によるものと判断しますが、派生技術の輸出モデルは、それを前提とすることで解決の糸口があり、日本ならではの環境を生かした、グローバル展開を行う方針となりました。