課題

クライアント企業は、建築材料のメーカーであり、既に東南アジアへ進出しています。次なる市場として、人口や経済指標、住宅着工件数が順調に伸びるインドをターゲットと定めておりましたが、インドサンユウへ向けて、現地市場環境や具体的なエリアや販売手法も決まっておらず、何から手をつけるべきかの見当がつかない状況でした。既に、東南アジアへの進出は成果を上げているものの、日本国内の大手顧客に紐づいて、現地商社を通して販売しているのみのため、能動的な新規市場進出は初めての試みであり、社内には新規市場での事業立ち上げへ向けた経験やノウハウがないことも課題となっておりました。

支援内容

インドの主要都市において、各都市の経済状況や住宅着工件数などのマクロ情報を収集した後、ターゲット都市を3つに絞り込みました。その後、建築材料に関係する現地企業へのヒアリングを通して、現地ニーズや商流、競合企業の戦略を把握し、並行して販売パートナー候補企業の抽出と評価を行いました。

取材先
・ゼネコン ・サブコン ・建築デザイン企業 ・建築コンサルタント ・建築材料メーカー ・建築材料代理店・一般消費者

結果

インドにおける進出エリアの優先順位が明確となり、ターゲットエリアにおける顧客ニーズ、市場性、競合企業の動向の把握をすることで、現地における具体的な事業戦略に落とし込むことができました。また、販売に必要なパートナー企業について複数社のあたりがついたため、次回ステップとしては、提携にむけたパートナー候補企業との打ち合わせ、という具体的アクションにつながりました。