-
中国
「一番堅実だった」はずの巨人はなぜ潰れたのか——碧桂園(カントリーガーデン)177億ドル債務再編の教訓
2020年、中国当局が不動産業界の財務体質を評価する「三条紅線(三つのレッドライン)」を導入したとき、業界最大手の恒大(エバーグランデ)は最も危険な「レッド」評価でした。一方、碧桂園(カントリーガーデン)は最も安全な「グ […] -
アメリカ
AIが原発を再稼働させる——データセンター電力危機と半世紀ぶりの原子力回帰
1979年のスリーマイル島事故以来、実質的に時計が止まっていた米国の原子力産業に、まったく想定外の方向から需要がやってきました。AIです。データセンター向けの電力需要は2025年の31ギガワットから2027年には66ギガ […] -
アメリカ
半年で3回変わった「関税の法的根拠」——トランプ関税2.0の内部構造と日本企業の実務対応
2026年2月20日の連邦最高裁判決を境に、米国の対世界関税は「国際緊急経済権限法(IEEPA)」→「1974年通商法122条」→「同301条+1930年関税法338条」へと、わずか半年の間に3度も法的根拠を変えました。 […] -
アメリカ
関税・為替のニュースは、自社の海外事業計画にどう跳ねるか——2026年7月の決算に見る4つの経路
2026年7月29〜30日、コマツ・日立建機・コニカミノルタが同じ週に「米関税・円安が増益要因」と発表しました。3社とも決算資料に「関税」「円安」という同じ2つの単語が並びますが、増益になった経路は会社ごとに違います。関 […] -
ベトナム
新規事業の場としてのベトナム——IT人材・デジタル消費・出資M&Aの実務
ベトナムで新しい事業を起こすとき、選択肢は「自分で作る・自分で売る」だけではありません。2026年上半期、外国投資家によるベトナム企業への出資・株式取得は1,446件・62.2億ドル(前年同期比+89.5%)と急増し、ゼ […] -
ベトナム
調達・サプライチェーン拠点としてのベトナム——中国+1・サムスン調達網・原産地証明の実務
FTAの関税ゼロは、書類さえ出せば自動で受けられる——この誤解が、ベトナムの調達・サプライチェーン活用でいちばん高くつきます。2026年上半期、財・サービス輸出は前年同期比+20.18%、FDI実行額の82.6%が製造業 […] -
ベトナム
ベトナムを販売市場として攻める——1億人・所得5,000ドル・EC×SNS・南北二重構造
「ベトナム=安い工場」という前提は、消費市場の側から見ると急速に古びています。人口1.02億人、一人当たりGDPは約5,066ドル(2025年)と、耐久消費財や外食・サービスの消費が動き出す水準に入り、2026年上半期の […] -
ベトナム
ベトナムを生産拠点にする——工業団地・IRC/ERC・最低賃金+7.2%・北部南部選定の実務
ベトナムを生産拠点にする最大の要点は、「用地・許認可のリードタイムと、5年先の人件費カーブを、進出前に事業計画へ織り込めているか」に尽きます。2026年上半期の実質GDP成長率は+8.18%(4-6月期は+8.39%)、 […] -
インド
インドで新規事業を創設する——GCC・スタートアップ・拠点設立の実務
「作る(生産)/売る(販売)/調達(供給網)」に続く第4の入り方が、インドで“事業そのものを興す”ことです。要点は、「インドを”コスト拠点”ではなく”価値創造拠点”として設計できるか」に尽きます。いま最も勢いがあるのがG […] -
インド
インドのサプライチェーン——China+1・Apple/EV・DVA50%とホルムズ海峡リスク
いまインドのサプライチェーンを考える要点は2つ。「China+1・Apple・EVが生む現地部品需要の窓(2026〜2027ピーク)を捉えること」と、「ホルムズ海峡の封鎖リスクに象徴される、チョークポイント依存の見直しを […] -
インド
インド販売市場の勝ち筋——中産階級・EV二輪・消費財の落とし穴・DPDP
インドを販売市場として攻略する勝ち筋は、「拡大する中産階級の需要を、現地の宗教・文化・価格感覚に合わせて再設計できるか」にあります。年約2,000万台(2025年は過去最高の約2,030万台)という世界最大の二輪市場をは […] -
インド
インドを生産拠点にする——PLI・DVA50%・州選定・法人税17.16%の実務
インドを生産拠点にする最大の要点は、「PLIのDVA(国産化率)要件を満たせる調達計画を、進出前に描けているか」に尽きます。実質GDP成長率+7.7%(FY2025-26)・対内FDI約945億ドル(過去最高)という追い […]