
これまでタイやベトナムといったASEAN諸国は、安価な労働力を強みに、世界の製造拠点として発展を遂げてきました。多くの日本企業にとっても、これらの国は「コスト競争力のある生産拠点」として長らく重要な役割を果たしてきました。
しかし、近年では人件費の上昇、少子高齢化の兆し、脱炭素やDX(デジタルトランスフォーメーション)への対応といった新たな課題に直面しています。さらに、米中対立や地政学的リスクの高まりも、従来型の生産戦略の見直しを迫る要因となっています。
その一方で、両国政府はそれぞれに「高付加価値産業へのシフト」「イノベーション主導の経済構造」への転換を掲げ、政策面でも大きな方向転換を始めています。たとえば、タイでは“Thailand 4.0”を掲げた産業高度化、ベトナムではグリーンエネルギーやIT人材育成といった分野での成長戦略が推進されています。
本セミナーでは、「コスト競争から価値競争へ」という視点のもと、両国の構造転換の現状と将来展望を紐解くとともに、日本企業がどのようにこれらの変化に対応し、新たな成長機会を捉えていくべきかを考えていきます。
開催概要
【開催日時】
2025年6月17日(火)16:00-17:00
【開催形式】
Zoomウェビナー形式によるセミナー
【参加費】
無料
【こんな方におすすめです】
- タイ・ベトナムへの進出計画または、既進出企業での事業戦略の見直しを検討されている方
- 現地の産業構造や政策動向、注目市場を把握したい経営企画・海外事業ご担当者様
- 調達・生産拠点の再構築や、サプライチェーン見直しに関わるご担当者様
- タイ・ベトナムにおける成長分野(デジタル、EV、医療、グリーンエネルギー等)でのビジネス機会を探索中の方
- ASEAN地域の経済変化を踏まえた中長期の経営判断材料を求めている経営層の方
【アジェンダ】
- これまでの「安価労働市場」の歴史と背景
- 直面するリスクと課題
- 両国が打ち出す次世代ビジョン
- 注目すべき産業と成長市場
- 日本企業としてどう向き合うべきか
※直近での市場情勢を鑑み、アジェンダを変更する場合があります。
【お申し込み期限】
- Zoomウェビナー(オンライン):セミナー開催時間まで
【緊急連絡先】
UDX株式会社:092-753-6340
登壇者
伊藤 亮一(ビジネスコンサルティング部 シニアマネジャー)
大手財閥系の機械・プラント商社にて海外営業に従事。タイ法人の現地法人代表を務め、現地での自動車・石油化学を対象とした大型プラントの納入における、与信管理/資機材の調達や施工管理等で現地メンバーをリードし、多数の納入実績を構築する。
プルーヴ参画後はユーティリティープラント建設、有機合成化学品メーカーのグローバル戦略の再構築に従事。MBAで裏付けされたアカデミカルな側面に加え、海外事業の最前線で培った実戦経験を基に、海外事業における成長戦略の構築を実現してきた。
慶應義塾大学大学院 経営管理研究科(MBA)卒
関連サービス
注意事項
ご参加時に個人アドレス(Gmailなど)ではなく、企業ドメインが含まれているメールアドレスにてご登録ください。
同業他社など、ご所属先によっては参加をお断りさせていただく場合もございます。