HOMEコラム / ビジネス
ビジネス
ヨーロッパ市場(フランス・イギリス・ドイツ)における美容商材の流通チャネル
2023.12.27 更新 / PROVE編集部
ヨーロッパ市場(フランス・イギリス・ドイツ)における美容商材の流通チャネル

ヨーロッパ市場(フランス・イギリス・ドイツ)における美容商材の流通チャネル

📩 海外戦略の実例・フレームを、月1回メールでお届けします。特典:関連資料PDFを2本プレゼント
ご登録ありがとうございます。特典PDFのご案内をメールでお送りしました。
→ あわせて海外事業の実現力を無料診断(約3分)

今回はフランス、イギリス、ドイツを訪れ、ヨーロッパ市場における美容関連商材の流通チャネルについて調査をしてきました。
現地でのヒアリングを通し見えてきた業界の実態についてお伝えいたします。

現地美容業界の実態

デスクリサーチをひと通り終え、その実態を調査しに訪れたヨーロッパの美容サロン。
なにごとも現地の生の声に勝る、鮮度の良い情報はありません。
今回は現地の美容サロンのプレーヤーと関連商材のディストリビューター、そしてエンドユーザーに話を聞きました。

常に最先端を、というイメージの強い美容業界ですが、フランスのある大手ディストリビューターでは違った印象を受けました。すでに顧客確立に成功しているからなのか、新しいスタイルや商品を求めるというよりは、今の顧客にいつもの満足度をといった雰囲気です。顧客年齢層も高い傾向にあるよう見受けられました。

現地の美容サロンの方の何名かにヒアリングを行った結果、最近人気が出ているというディストリビューターを訪問しました。店舗は小さめでしたが、確かに顧客でにぎわっています。積極的に新商品を取り入れ、技術面や価格面でも評判のようです。

サロン業界では、使用する薬品や道具、スタッフの技術によってその勝敗は大きく左右されます。
また、人種混沌としているヨーロッパでは各人種によって求められる商材が異なるため、商品を流す流通チャネルも、またエンドユーザーが利用するサロンにも主な客層が人種で分かれていることも珍しくないようです。

有色人種向け美容商材ショップ MGC
有色人種向け美容商材ショップ Cecilia

客層によって扱う美容商材は異なる

美容商材の流通ルート

ヨーロッパの美容商材の流通チャネルは、老舗ブランドや大手有名サロンなどではすでに業界の中での関係性やネットワークができあがってしまっているのが現状です。
新たに進出するにはまずルートを確保しなければなりません。

 
現地サロンの商材購入ルートは、サロンの規模やメーカーとの関係性によりますが、メーカーからの直接購入とディストリビューターからの購入を平行して使っているところが多いです。

一定の仕入れ量が決まっている商品に関しては、メーカーから直接仕入れることが一般的ですが、少量購入や急に必要となった物などの購入には近くの卸売業者の店舗を利用するのが便利だそうです。

 
また、ディストリビューターが行うプロモーションを活用すれば、メーカーからの仕入れより安い価格で買うことができるので、小規模のサロンにはディストリビューターとの付き合いが重要です。
ディストリビューターの中には、市内には販売メインの店舗を所有し、郊外に物流センターやショールーム、スタジオを保有しているところがあります。
そういったスタジオでは商品の講習会が開催され、顧客獲得の有効な手段となります。
もし顧客が商品を気に入ればその場で購入することができ、即座にビジネスにもつながります。

市内の店舗と陳列の様子

Delorme市内 店舗外観
Delorme市内 店舗内陳列

郊外の倉庫型店舗とスタジオ内部

無料ダウンロード資料

日本企業の海外戦略 最新10ケース 2024-2026

日本製鉄×USスチール・トヨタ・セブン&アイ・ホンダ×日産など、2024-26年に動いた日本企業の海外戦略10ケースを分解。5つのゲームルールと意思決定前10のチェックポイントを8ページに凝縮した保存版PDFを無料配布中。

無料でPDFを受け取る →
Delorme郊外 外観
Delorme郊外 スタジオ内部1
Delorme郊外 店舗内陳列
Delorme郊外 スタジオ内部2

繁華街に実施店舗と一緒にショールームを構えているところもあります。

パリで見つけたのは、本社オフィスも入る2階建ての広々とした店舗兼ショールームです。

1階には豊富に取り揃えられたヘアケアの美容商材が陣列され、2階には機材系の商品、椅子やベッド、ユニフォームといった商品が展示されています。

Cyralydo 店舗外観
Cyralydo スタジオ内部

こういったディストリビューターのスタジオでは講習会やセミナーを開催し顧客へのアピールをしています。

自社の美容商材の紹介はもちろんのこと、技術力の高い講師を招くことが企業のステータスとして顧客へのアピールのひとつにもなります。

美容講習風景1

引用元:www.vsgmbh.com

美容講習風景2

引用元:www.hair-haus.de

海外戦略の「型」は、事例で学ぶのが最短。
他社の成功・失敗事例と戦略の考え方を月1回。19年・60か国・2,000件の現場からお届けします。登録はメールアドレスのみ。
【登録特典】「日本企業の海外戦略 最新10ケース」+「主要国 規制・認証チェックリスト2026」の資料2本(PDF・各8ページ)を、登録直後にメールでお届けします。
ご登録ありがとうございます。特典PDFのご案内をメールでお送りしました。
→ あわせて海外事業の実現力を無料診断(約3分)
※ いつでも配信停止できます。

海外進出へのカギ

現地での実態調査は、良きパートナーに出会うための近道です。
海外進出において、自社製品の特性や強みを把握し、お互いにWIN-WINの関係を築くことができるパートナーを見極めることはとても重要です。
 
プルーヴではデスクリサーチだけではわからない現地調査を大切にしています。
 
インターネット上の情報だけを頼りに海外進出の計画を立てることは実態から離れた内容の計画となり、実践にたどり着かないリスクが高いと考えているからです。

今回の調査でも、事前のデスクリサーチによりスタジオやショールームを所有している店舗情報を得て現地に出向いたのですが、実態は違っていたということが実際にありました。

インターネット上の情報すべてが確かなものとは言い難く、実際の状況と情報のアップデートにタイムラグが生じていることも考えられます。
 
自分の足で現地に出向き、ニーズを探り、消費者の反応を目でみる。
 
原始的ですが基本的なことを大事に、なにごとにも関心をもって調査にあたることがクライアントの海外進出を成功に導くためには欠かせない部分となります。

今回の調査で驚いたのは日本の美容ツールの性能とその知名度の高さでした。

ヨーロッパの美容業界で髪を刈るバリカンといえば、Panasonic製のもの、髪をとかす櫛といえば、東京品川区に本店を構える美容機材販売業のY.S. PARKのものです。

ハードウェアの一部の品目においては非常に高い評価を得ている日本製ですが、そのほかの美容商材においては名前を聞くことができませんでしたので、ここにもまた新たなビジネスチャンスが眠っているのではと思います。

今後も、お客様の依頼にただ応えるだけでない、プラスアルファの調査ができるように、常に色んなことに関心や興味を持ちながら海外ビジネスの現場を隅々まで見て行きたいと思います。

関連する事例

戦略の実例を毎月お届け

「グローバルYOU」メールマガジン

海外戦略の成功・失敗事例、戦略フレーム、国別レポートを月1回お届けします。登録はメールアドレスのみ・30秒で完了。

  • 他社の成功・失敗事例
  • 戦略構築の実務フレーム
  • 国別の最新動向
【登録特典】「日本企業の海外戦略 最新10ケース」+「主要国 規制・認証チェックリスト2026」の資料2本(PDF・各8ページ)を、登録直後にメールでお届けします。
ご登録ありがとうございます。特典PDFのご案内をメールでお送りしました。
→ あわせて海外事業の実現力を無料診断(約3分)
※ いつでも配信停止できます。ご登録は当社プライバシーポリシーに同意の上でお願いします。
約3分・無料・その場で結果表示
海外事業 実現力診断

20問の選択式診断で、5軸スコアと実行指針を確認できます。詳細レポート(PDF)の請求も可能です。

無料で診断を始める →
無料ダウンロード資料

日本企業の海外戦略 最新10ケース 2024-2026

日本製鉄×USスチール・トヨタ・セブン&アイ・ホンダ×日産など、2024-26年に動いた日本企業の海外戦略10ケースを分解。5つのゲームルールと意思決定前10のチェックポイントを8ページに凝縮した保存版PDFを無料配布中。

無料でPDFを受け取る →

または 約3分の無料診断で海外事業の実現力をチェック →

INDUSTRY EXPERT SUPPORT

海外進出のお悩み、PROVE が伴走します

市場調査・進出戦略・パートナー開拓・現地法人設立——業界レポートでは答えが出ない論点を、19 年 / 60 カ国 / 2,000 件の実績で解決します。

プロヴェナンス株式会社 · 国際事業コンサルティング · 60 カ国の現地ネットワーク

海外進出および展開はどのように取り組めば良い?
とお悩みの担当者様へ

海外進出および展開を検討する際に、
①どんな情報からまず集めればよいか分からない。
②どんな観点で進出検討国の現場を見ればよいか分からない。
③海外進出後の決定を分ける、「細かな要素」は何かを知りたい。

このような悩みをお持ちの方々に、プロジェクト時には必ず現地視察を行う、弊社PROVE社員が現地訪問した際に、どんな観点で海外現地を視察しているのかをお伝えさせていただきます。